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うつ状態と漢方 @
ストレス時代と言われている現代では、医学的な病名でなくとも『うつ状態』というのは日常的にごく身近に発生しているように思えます。実際、私の薬局にもかなり『うつ状態』のご相談数はかなりあります。正式(?)に精神科で うつ病 (鬱病)と診断された方も来られますが、一応私の所へ出てこれるくらいの程度の人が多いです。

  さて『うつ状態』は何も神経科だけでなく、先ほども書きましたように今やごく日常生活の中で見られています。
婦人科では更年期障害や昔に言う『血の道症』の中にも、また自律神経失調症や普通の内科の病気、たとえば高血圧や糖尿病の方にもよく『うつ状態』があらわれたりしているようです。
こういった『うつ状態』に対しても、漢方医学的に体質に応じてお薬を考える事でよい結果をもたらす事が出来ます。

一般にイメージとしてある『うつ状態』のタイプは病的になる以前に、元来性格的に特徴があるように思われます。大体がネクラで、几帳面・真面目・勤勉で責任感が強い・潔癖症なところがあると言われています。また体質的にはやせ型、栄養失調傾向、低血圧や貧血気味で胃腸が弱い内臓下垂(胃下垂)の人に多いようです。

もちろんこのタイプだけでなく、『陰』と言う言葉があれば『陽』があるように全く逆の性格、体質の場合があるようです。このタイプは躁うつ病の中の『うつ状態』と言えるそうです。

元来の性格、体質傾向から陥りやすい両タイプ、しかも固定的になりやすい病状が漢方薬によって改善される可能性があると言われています。
ここ1〜2年、優れた抗うつ剤が認可され、また素晴らしい効果が出ています。

しかし眼圧の高い人(緑内障)や前立腺肥大でおしっこの出が悪い人などには使用しにくいという場合にも漢方薬が有効ですし、妊娠の可能性のある女性にも使用できる点で漢方薬をもっと見直していただきたいと思っています。
慢性化したうつ病の人は、その方が持っているうつ病指向性とでも言うような傾向が支配的になっていて本当に難儀するのですが…。
お悩みの方はご相談ください。

2000年12月分
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うつ状態と漢方 A
  21世紀の幕開けが穏やかに始まり、まことにおめでとうございます。
新年早々ですが前回の『うつ状態と漢方』の続きになります。前回はどちらかというと見た目にもやせ型、低血圧で貧血気味のタイプの人が陥りやすい『うつ状態』を中心に書きました。陰と陽で言えば陰にあたります。

  さて今回は陽に属するタイプの人について考えてみます。陽のタイプと言うと、元来の性格としては、明るく、活動的、社交的な人です。もちろん栄養状態も良く、どちらかと言えば肥満傾向にあります。このタイプの人は他の病気として、高血圧や糖尿病などを持っていることが多いものです。『えっ!こんな人がうつ状態になるの?』ときっと思われるでしょう。
でも実際にご相談を受けることがあります。元々エネルギーが充実しているタイプで、行動力も素晴らしそうに見えるのですが…。

  あるとき急にふさぎこむようになってきた、気がついた時には以前とは別人みたいで会社にも行きたくないという感じにご家族の方が心配して、ご相談の電話がきた事もあります。
ひどく落ち込んでいる場合には、当薬局にも出てこられる事はありませんのでご家族のお話から、お薬を考えるよりしかたがありません。
それでも陰と陽のタイプの区別は比較的楽にできます。なにしろ先に述べたように、元来がエネルギッシュなタイプな人ですから、家族の方は一体全体どうしたんだろう、180度転換したようだ、人が変わったようだと大抵言われますので気がつきます。ただ慢性的に経過したものはお話だけでは判りにくいものです。

  この陽性タイプのうつ状態の一つの特徴(陰のタイプにはあまり見られない)としては、上半身が充実充満していて、漢方的な表現ですが気の上衝(のぼせ、頭がぼーとする)がある場合があります。心悸亢進や不安感を伴う事もあります。何となく顔が赤い、耳やほほの部分が赤いなど身体の上部に熱症状が見られることがあります。陰のタイプにものぼせは見られますが、「冷えのぼせ」であったり全体的な体格や元来の性格に違いがあり区別がつきます。

  あとは漢方薬を選んでいくわけですが、漢方薬はこのタイプにはこれと決まった処方があるわけではありません。人それぞれ体質によって考えていく事になります。また様子を見て内容を変える場合もよくありますので、ここから先は漢方の専門的な知識が必要になります。ご相談はお気軽にどうぞ

2001年1月分
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おまけ: 特別ですよ。
自分(男性更年期のうつ状態)の漢方薬とセントジョーンズワート体験記⇒ こちら
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