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痛風と漢方
痛風という病気をお持ちの方は、私の周りにもまたご相談客の中にもかなり多くおられます。痛風、これは吹いてきた風が当たっても痛むという所から付いたと聞いた事があります。

調べてみると『痛風という語はラテン語の"滴"に由来します。すなわち古代の人達にはこの病気は何らかの毒素が関節に蓄積して発症すると信じられていました。』というような文献がありましたが、先の話の方が面白いですね。
帝王の病と昔から言われていました。痛風性関節炎は尿酸が関節内で結晶化したのが原因で起こります。血液中の尿酸の異常な増加(高尿酸血症)のおもな原因は、食事としては美食、特にプリン体を豊富に含むタンパク質(魚肉類、イワシ、レバー、肉類、ホルモン)の取りすぎ、それからプリン体を多く含むビールの飲みすぎなどで、代謝障害を起こしているものと考えられます。

急性痛風性関節炎(一般の痛風発作)は、最初足の親指の関節が腫れ上がり痛むのが75%もあるそうです。急性期の多くは局所の浮腫、熱感、赤くはれるなどで大変痛みがキツイ。圧倒的に男性の方が患者さんの方が多く、症状は夜間などに突然の関節の激痛を覚えることから始まる事が多いそうです。もちろん親指だけでなく、足首、ひざ、ひじ、手の指などにも腫れ上がり、激痛で立ち上がることさえ出来ないというぐらいと聞きます。

急性期は一週間くらいで治まる事もありますが、今後何度も繰り返し発作にみまわれる事になります。西洋医学でももちろん良い薬はあるのですが、根本的な体質改善に漢方薬、食事療法をおすすめいたします。
痛風も血中尿酸のコントロールをしないで長年ほっておきますと、腎臓の尿酸結石の原因となったり、全身各所の関節炎を起こしたりするようになり悲惨です。
まずは激痛のある発作期の漢方薬と、痛風の発作がおさまって安定している時期に、その原因である高尿酸血症の改善を目的とした漢方薬に分けて考えます。激痛のある時でもよく漢方薬は効いてくれます。問題は以後痛みが起こらないように体質改善していくことをしっかり続ける事です。エキス剤でも、煎じ薬でも効果はそれほど変わらないように今までの経験から言えます。
焼肉(ホルモン)でビールを一杯!が一番ヤバイ?

2003年6月分
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