 |
|
 |
 |
|
| 漢方専門 健勝堂薬局 |
|
〒557-0011
大阪市西成区天下茶屋東2-16-3 |
|
TEL/FAX
06(6653)7586 |
|
営業時間
午前9時30分〜午後7時 |
|
定休日
日曜日・祝日 |
|
|
 |
|
 |
|
 |
|
 |
|
| |
| 糖尿病患者さんの実例@ |
最初の実例の人はかなり昔の話です。昔の話ですが、私的には印象深いものがありますので、書いてみましょう。
お客様は50代半ばのAさん 。
薬局に入ってこられました。
私は普段調剤室の方に居るのですが、その時たまたまご相談室の方にいて、お客さんが薬局に入ってこられるの見ることができました。
なんだか斜めに歩いてきます。本人はきっと真っ直ぐ歩いているつもりなんでしょう。
これは何かかなり問題ありそうだな?という予感がします。
お話を聞きながら、望診(顔色など外見から得られる情報)を簡単にしています。
なんだか口の中がおかしいようです。泡立ち、粘っこいのがわかりました。
最初の問診で得られた情報
★病院で血糖値が空腹時500mg/dlを超えることがあるので、病院から入院を勧められているが、仕事の関係で拒否している
◎大便1日1回
◎小便1日昼間7〜8回、夜間2回
◎口渇ひどい
◎汗をよくかく
◎舌苔は白く、粘って、泡立っている。
◎現在、網膜症、白内障、腎症などの合併症らしいものは出ていない
◎食欲はある
◎不眠症で夢もおおい
◎血圧も高く、降圧剤服用中
そのときの病院での検査結果は下の通り(ブドウ糖負荷試験)
| 時間 |
空腹時 |
30分後 |
60分後 |
120分後 |
| 某月7日 |
346 |
480 |
502 |
570 |
最初、2週間は漢方煎じ薬A(処方名を書いても意味がないのでAとします)とニンジン、ジオウを主体とした製剤パナックスケイギョク膏を併用していただきました。
2週間後の病院での検査結果は
効果は出ていますが、さらに漢方薬に工夫を凝らして、もう一処方を加えました。
次の1ヶ月後の病院での尿の検査でマイナスとなる。
空腹時尿糖マイナスで血糖値が166となる。
次の1ヶ月後も162となる。
ただ目指すは、できれば空腹時140(これはなんとなくです)以下くらいを考えていましたので、病院に相談していただいて、新薬(化学医薬品)を併用しては如何でしょうかと申し上げました。
この時点で、病院は入院の必要はなく、食事指導・運動療法でいくような指導になっていたようです。
ただ、160台以上では合併症の問題も将来あるだろうからと、新薬併用をお勧めしました。
それで新薬併用するようになったのですが、ところがどういうわけか、新薬(ジメリン250mgを1日2回)を服用して7日くらいたつと、眠くてたまらないという症状が出てきました。
これはおかしいと思い、病院に相談するように言いました。
そうすると一旦新薬は中止となり、食事指導と運度療法のみでいこうということになりました。(お医者さんは、漢方薬で血糖をコントロールしているとは知らなく、食事、運動でコントロールしていると思っていた)
新薬開始後の眠くてたまらないという症状は、検査の結果、薬物性肝炎であることが分かりました。
| GOT 334 |
GPO 4008 |
ALP 648 |
LDH 521 |
γ-GTP 938 |
血糖値171 |
| 正常値は下記の通りですが、数字は結構検査機関によって異なります。 |
| GOT10〜38 |
GPT5〜40 |
ALP110〜340 |
LDH200〜400 |
γーGTP70以下 |
血糖値60〜110 |
病院では、ジメリンを中止し、点滴を患者さんが休みの日にしてもらっていました。
当方でも漢方薬と健康食品の深海鮫の肝油製品を併用してもらいました。
1ヶ月後
GOT111 GPT131 γーGTP 431
さらに1ヶ月後には肝数値はおおかた問題なくなってきた。
これをきっかけにして、病院は化学医薬品を出すのを恐れて、食事療法・運動療法のみの指導となってしまいました。
結果、漢方薬とその他の健康食品のみを頼りにやっていくようになってしまいましたが、実はこの方は、食事療法も運動もほとんどやっていませんでした。
これは合併症が出てから、告白してくれました。それどころか漢方である程度血糖値が下がるのをいいことに、好物のある糖分たっぷりのある食品を毎日食べていました。
約11年間、そのようにやってきましたが、やはり血糖値はこれ以上下がることなく、糖尿病性腎症(初期のむくみ)が表れてきましたので、最終的には他の病院にて処置をしてむくみを取ってもらいながら、再度経口糖尿病薬を探してもらいました。
現在はうまくコントロールできている状態です。糖尿病性網膜症もある程度出ていたのですが、その都度その都度、光凝固で治療してもらいました。
本来なら、もっと合併症が出ないようにするのが、私の仕事でもあるのですが、患者さんは血糖値の結果を嘘をついていたので、よくわかりませんでした。
また最初の新薬(ジメリン)の相性が悪くなければ、合併症も出さなくてもすんだかも知れないというのが、残念な例でした。
これをお読みの糖尿病患者さんは、新薬でも漢方でも、また健康食品でもいいのですが、自分の血糖値をきちんと知り、コントロール出来ているかどうかを把握して欲しいと思います。
糖尿病そのもので死ぬことはありませんが、合併症で苦しむことになります。
その苦しみは、失明であったり、人工透析であったり、足の切断、脳卒中や心臓病などの様々なものが出て苦しめます。
しっかりと自分自身の状態を受け入れ、見つめて、コントロールに励んでいただきたいと思います。 |
目次に戻る 漢方相談カードへ |
|
| ↑ページトップへ
|
|
|
|
|
 |
|