| にきび(正式には尋常性ざ瘡・面皰)は青春のシンボルともいえるもので、男性の方などは中高生の時に、多くの人が悩んだのではないでしょうか?
私も、中高生の時にはかなりのあばたと噴火口を顔面に作っていました。
もちろん男性にかかわらず、青少年男女の顔面、前胸部、背部にできることが多いものです。毛孔のところに赤みをもった丘疹ができて、場合によっては細菌が感染して化膿することもあります。化膿がひどい、またつぶしていたりすると、瘢痕や色素沈着を残しますので、あまりさわらずに早いめに治療したほうが良いと思われます。
原因は色々あって、性ホルモンの急激な増加や代謝異常などによって、毛孔に角質や脂肪がつまることによって生じると考えられています。
その他に
●胃腸障害、特に便秘
●睡眠不足
●皮膚の不衛生(入浴や洗顔が不十分)
●女性では生理不順・生理痛など女性の機能的な異常(生理前後ににきびがひどくなる)
●そして食物の不摂生(動物性脂肪・砂糖のとりすぎ、野菜不足等々)
これらがにきびの原因となることが多いので、予防として留意することが必要です。
漢方では、以上の事もふまえ、患者さんそのものの全身状態や患部の状態を考え併せて、漢方薬を選んでいきます。またお血やのぼせ、肝障害なども追求して処方を選ぶ参考とします。
一般には、顔面や頭部に赤みを帯び、熱感のあるものが多いのですが、女性の中には、貧血や冷え性があり、にきびも赤みをあまり帯ない色の悪いもの(元気のないにきび)があります。私の経験では、赤みの強い熱感のあるタイプの方が、効果が早く感じられる場合が多いと思います。この場合は清熱解毒の剤を中心にもっていきます。
この方法はにきび以外にも例えば、一般の皮膚病、アトピー性皮膚炎、薬物や食品によるアレルギーなどで発赤・熱感のある皮膚病に応用されます。
元気のないにきびのタイプはもともと悪いものを発散させる力の弱い体質の人ですから、身体を温め血行を良くしたり、生理不順などがあればそれを良くしたりして、体質からの改善が必要となります。
ご相談はお気軽にお越し下さい。
1996年9月分
追加:
最近の新聞記事の中で見たことですが、にきびや皮膚病に対して砂糖やチョコレート、豆を原料としている食品は、今まで皮膚病悪化に関係があると言われていたが、問題がないというようなコメントがありました。
本当でしょうか?
私は、昼ごはんが食べられない時、豆菓子、ピーナッツ、アーモンド等を食べる事があります。てきめんに顔にブツブツと化膿気味のデキモノが出来てしまいます。
悪いことは言いません。
にきび、アトピーなどの皮膚病(共に炎症性のもの)の方は、上に書いたような「砂糖たっぷり、脂肪分の多いもの(油で揚げたお菓子など)、豆類(高栄養、高脂肪、消化の悪いもの)、もち米類(赤飯、おかき)はなるべく避けておきましょう。 |