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特発性肺繊維症の実例がありましたので、ご本人に代わり、ご家族の方のご了承をいただき、書かせていただきます。
特発性肺繊維症というのは難病指定を受けているもので、その治療の難しさは想像がつくと思います。上のリンク先に詳しく書かれております。
昨年(2004年)10月上旬に、HPをご覧になった(その当時はまだこの肺のお話は書いておりませんでしたが・・・)ご家族の方が遠方より当薬局にご来局されました。
お話では、お父さんが特発性肺繊維症でお困りということでした。
5〜6年前より、咳が出るなどの症状があったそうです。
ご相談時点では、息苦しさと、咳が激しい状態だったそうです。すべて「〜であったそうです」と書いているのは、私はご本人様にはお会いしたことが実はないからなのです。
ですから漢方薬服用後の経過は、メールのやり取りをここでは、コピーさせていただきます。
ある大学病院に入院中のお父さんの処方されていた薬は、下記の通りです。
1)、バイアスピリン1T
2)、ファスティック90 3T分3毎食前
3)、レニベース2,5mg 1T 朝食後
4)、メバロチン10mg 1T 朝食後
5)、ムコソルバン錠15mg 3T
ムコダイン錠500mg 3T 分3毎食後
6)、デパス0,5mg
7)、プレドニン錠5mg 4T 朝食後(ステロイド内服錠)
8)、プルゼニド錠 2T(便秘薬)
9)、エパデールS600 3包分3毎食後
10)、ワーファリン1mg 2T 夕食後
11)、リン酸コデイン1% 6g
メジコン散10% 0.9g 分3毎食後
以上が処方されておりました。
その中で、今回の病気のメインになるのは、プレドニン錠20mg(プレドニゾロン)とリン酸コデイン、メジコン、ムコダイン、ムコソルバン、ワーファリンなどになるでしょうか?
リン酸コデインなどの中枢性鎮咳薬(咳止め)の副作用でもっとも多いのは、「便秘」なので、便秘薬も処方されています。
ご相談を受けて、まず漢方薬が服用できるかどうかということで、まず7日間分をお持ち帰りいただきました。その時の返信のメールです。
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漢方薬服用後7日のメール
先週の土曜日に肺繊維症の処方をしていただいた、Aです。
先日は、長い時間、相談に乗っていただきどうもありがとうございました。
父も「少しでも良くなる可能性があるなら何でもやる」といいながら、毎日欠かさず飲んでいるようです。便秘の方は、月曜日から服用し始めて、水曜日時点で排便がないので、本日より1.5包ずつに量を増やして飲んでいる様です。
咳の方は、嬉しい事に、昨日の夜には入院以来1ヶ月目にして初めて、夜に横に寝転がって眠れたようで本当に喜んでいた様です。母の話では、声にも張りが戻ってきて周りの方に気兼ねする程だと笑っておりました。
いいお薬を紹介して頂いたお陰です。本当にありがとうございました |
| その後、1ヶ月分づつお送りしました。 |
11月上旬のメール
父の病状ですが、お陰様でこの前の月曜に退院し、今後は自宅で酸素療法を行うことになりました。最近は殆ど咳もせず夜もぐっすり眠れるようになりました。よく睡眠もとれるので、体力もだんだん戻ってきております。これからは酸素は手離せませんが、リハビリがてらに散歩に行ったり、上手に病気と付き合っていくようにしたいと考えております。
本当にありがとうございました。 |
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12月上旬のメール
お世話になっております。Aです。
早速ですが、お薬が無くなってきましたので、また1ヶ月分お願いいたします。
父の状態ですが、お陰さまで快調です。
先日、診察へ行った時には咳止めの薬も処方されなかった様です。
リン酸コデインを飲まなくなったので、以前教えていただいた様に、お腹の調子を見ながら、調整して飲んでいます。 |
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1月中旬のメール
便秘のお薬の配分もそのままでお願いいたします。
リン酸コデインを飲まなくなってから、下痢になれば次回からは配分を変えていただこうと思い、しばらく様子を見ていたのですが、特に下痢の症状も無く、その上、お正月に風邪を引いてしまい、その時から咳が少し出る様になってしまったので、リン酸コデインをまた飲み始めたようです。 |
| 肺気腫にしても、この肺繊維症にしましても、もっとも怖いのは風邪ですね。肺炎を非常に起こしやすいので、気をつけなければなりません。 |
2月下旬のメール
父の風邪も1ヶ月半が経ってやっと治った様です。最近は、散歩にも出掛ける様になり大分、体力も戻ってきたようです。 |
| この時点で、HPに記事の掲載をお願いいたしました。 |
2月下旬のメール
> HPの記事で、今度、肺気腫、慢性閉塞性肺疾患(COPD)と漢方を書こうと考えています。こちらの地元のミニコミ誌にはすでに昔に書いているのですが、HP上では、実例として突発性肺繊維症のAさんのお父さんの例を挙げさせていただきと考えております。
もちろん結構です。私共も、最初は健勝堂薬局様のHPの実例を見てお伺いしました。
大学病院でも治療法がわからない難病にかかって、どうすればいいかわからない状態でした。
橋爪さんに漢方を処方していただく迄は、毎日24時間咳が止まらず、日に日に弱っている状態でしたが、お陰様で今の状態まで回復し、完治しないまでも咳の苦しみからは解放されております。
同じ様に西洋医学では治療法がわからない難病で苦しんでおられる方々のいい事例になると思います。是非、載せてください。
処方薬も載せていただいて結構です。記憶があいまいなのですが、処方薬はA4のコピーをお渡ししたのではないでしょうか?
もし必要であれば自宅に取ってありますので、FAXまたはメールで送りますので、いつでもおっしゃってください。 |
| 以上のようにご快諾いただきましたので、経緯を書かせていただきました。今回は私の話はありません。服用方法などのご質問に対して返信しただけでしたので・・・。
むつかしいご病気ですので、今後においても楽観視は出来ませんが、在宅酸素療法であっても日常生活が自宅で出来るようになったのはまことに嬉しいご報告でした。
これからもお元気で過ごせますよう、祈念いたしております。
(注)特発性肺繊維症は、また特発性間質性肺炎とも言われております。特発性とは、「原因が分からないが起こった」という意味です。 |
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