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不整脈・パニック障害・漢方

不整脈を漢方でと言うと、ちょっと無理があるのではと思われるかもしれません。もちろん重い症状の不整脈に関しては、現代医薬品が最優先されますが、原因が過労や自律神経などの異常によるものであれば、漢方はもっと応用されていいと思います。 中国医学の言葉では、『驚悸、セイチュウ(漢字がありません)』といわれる病名に含まれるようです。 意味は簡単に言うと、心臓が急に飛び跳ねるように動いたり、驚き不安を感じ、自分では意識的には抑制できない。また不整脈を現す病状をいうようです。 言葉の意味としては、『驚悸』の方は、常に精神的な変動、驚きや恐怖、疲労などにより誘発されます。発作のないときは普通の人となんら変わりません。セイチュウはもっと症状は重い。ここまで書くと、この驚悸などは、最近非常によく言われる『パニック障害』とよく似ています。おそらくその範疇に入れてもいいと思います。

さて、原因は実に複雑ですが、簡単な表現にしてみます。

@ 心気(心臓のエネルギー)の不足。
心気の不足になると、正常な血液の運行が出来ず、心が養えず、動悸、息切れなどがおこる。

A 心の栄養不足。
先に書いたように、心臓も血液によって栄養を与えられているわけですが、病後の為に栄養が不十分、また栄養を作る元になる胃腸の働きが悪くて心への栄養が十分でない場合。

B 痰(身体の異常な水分)が停滞して、気の巡りを邪魔して、心の働きが不十分になる。
これには、臓腑として関係するものとして、心、肝、胃腸、腎などがあり、その関係は複雑で、ここでの表現は難しいので省略します。

C お血(血の汚れ、ネバネバ血の表現のような物)による血行不良。

D 心と胆の弱り。
古人は、間一髪で驚いた時などは「肝(胆)を冷やした」と言いました。古人は胆が冷えると驚きやすくなり、気分が不安定になると考えたようです。これには、先のBの痰が影響しているものも多いようです。また心は西洋ではハートと言われ、精神、心(こころ)という意味を持っていますが、東洋医学でもなぜか同じ意味を持っているところは、大変興味があるところです。あとは

E 肝と腎の栄養不足の影響。 などがあげられます。非常に複雑です。

不整脈やパニック障害でお困りの方は、お気軽にご相談下さい。

2002年 年8月分

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