皮膚病の治療の実例を書き下ろします。
正直、実例はかなりの数がありますので、最近の思い出せる少し変わった物や、いい話だけでなく うまくいかなかった例も書いておきます 。皮膚病を漢方で治療しようとされる方は、私の所では、どうしても治らない方ですので、短くて、数ヶ月、長い人は数年〜何十年という慢性の皮膚病のつわものが相手です。
(治療失敗例は、あくまでもお作りした漢方薬や健康食品などをしっかりある程度の期間、摂取したにもかかわらず好転しなかった事例を言います。一回お薬をだして、そのまま服用を止めていらっしゃる方などは例の中に入れることはできません。)
もちろん全員が治療できるものでもないくらい分かっていらっしゃるとは思いますが、インターネットはある種バーチャル世界ですので、嘘を付いていても分からないと、嘘八百書き並べても許されるわけはありません。
失敗例は、後々の自分の勉強の結果、ある種の『気づき』の材料として大変な価値ある例となってくるものです。ですから、ここでは正直に失敗例も書いておきます。
また、お薬の内容(名前)は、一部を除き、あえて書きませんので御了承下さい。
その@
女性Aさん(年齢等、本人特定に関する情報は今回は削除します)
最初に薬局に入って来られて、顔面を見たとたんに『アッ』と本心は思いました。全身性エリテマトーデスという膠原病の一種によく現れる顔面の紅斑があったのです。鼻を挟んで境界線のはっきりとした紅斑です。顔以外に手に左右対称に現れていました。
もちろんそのような診断は病院ではされていませんでした。
病院での治療は、ステロイド外用、内服、抗生物質?(内容がはっきりしない)。この皮膚病歴は比較的短いほうで、発病後約半年でした。
私のところに来る前に、大阪では有名な漢方薬局でお薬を合わせていただいていました。民間薬として、どくだみ(ジュウヤク)とはと麦もお茶として飲んでおられました。
ここの薬局では、ちょっと困った話をされていました。
血流測定の機械があったのだそうです。その結果、右だったか、左だったかの脳に血が流れていませんと言われて、患者様はそう信じていた様子です。
流れていなかったら、生きていませんよっと言って笑わせて、終わりにしましたが、そんな事を言う前にやるべきことがあるでしょうに、不安だけをつのらせる話をしていました。
そこでは漢方薬(エキス剤)とサプリメントの2種類を続けていましたが、うまくいきませんでした。
当方では、煎じ薬単独で開始。10日分を出したところ、以外にも顔の赤みがほとんど取れました。腕のところの2箇所の発疹は変化なし。このままいけるかと思いきや、次の10日でまた悪化してきました。処方を変えて(夏休みなどの休暇中は良好で、会社に行きだすと悪化しているので精神的ストレスが原因として大きいと考えた)、10日分。漢方の外用薬として「中黄膏」を併用でお出ししました。
漢方薬の反応と話を聞いていて、陰虚、血虚の虚熱がはっきりとしてきました。
処方変更3度目。この処方を50日続けて、廃薬に至りました。(後半の30日はほとんど、皮膚状態は良好でした。)
その後、お会いすることがありましたが、全く正常になっておられます。
実例Aはその方の紹介で来られた親戚のお方です。
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